Findyが提供している、フリーランスエンジニア紹介サービス「Findy Freelance」をご利用いただいている株式会社マネーフォワードの高橋様、そしてマネーフォワードでの開発に参加されているエンジニアの石井様にFindy Freelanceの活用事例をインタビューしました!
企業側としてのスピード感が必要とされる事業での人材確保の点や、フリーランス側からのこれまでのご経験や法人化についてなど、さまざまなお話しをいただくことができました。
株式会社マネーフォワード 高橋 潤 様
SIerで金融関係やPOSレジ等の開発を経験。プロジェクトマネージャーなどを経て、2018年にマネーフォワードに入社。金融機関向けの家計簿サービスなどの開発に従事。新規プロジェクト立ち上げや管理、導入支援、問合せ対応など、幅広く業務を実施。
フリーランスエンジニア 石井 様
フリーランスエンジニアとして8年間活動。
主に保険関係やECサイトの開発に携わりながら、様々な受託案件を経験。
アジャイル開発を実践し、保守性・拡張性の高い設計を得意とする。
RailsやGoでの開発をメインとし、
趣味でArduinoを使った組み込み系開発でPythonを使う場合もある。
ーー御社の事業内容を教えていただけますか?
マネーフォワード 高橋:
「お金を前へ。人生をもっと前へ。」をミッションとして掲げ、お金に関するプラットフォームや各種サービスを提供しています。家計や資産などの個人のお金の管理に関する「マネーフォワード ME」や、会社経営における会計や人事労務など幅広い課題の解決を目指すバックオフィス向けSaaSの「マネーフォワード クラウド」、さらには金融関係のサービスなど、お金に関して幅広く展開しています。また「マネーフォワードX」ではクライアント様のさまざまな課題と向き合い、これまで培ってきたテクノロジーとデザインを使いながら、課題に沿った形で便利なサービスを一緒になって作り上げるという事業もおこなっています。
ーーフリーランスエンジニア 石井様に質問。得意な言語やFindy Freelanceを知ったきっかけは?
石井:
得意な言語についてですが、Ruby、特にRailsです。あとは今までECサイトの開発、アプリのサーバーサイドのAPI開発などに携わったこともあるので、JavaScript、Vue.jsやReact.jsなどもやってきました。AndroidとiOSをJavaScriptで開発する案件もあったので、React Nativeもですね。
ーーこれまで色々な案件に携わってこられたのですね。今後、どんなサービスに携わっていきたい、もしくはご自身でサービスをつくりたい、などはあるのでしょうか?
石井:
特に具体的なプランはないのですが、企業様に喜んでもらえるもの、エンドユーザー様にも喜んでもらえるようなサービスの開発に今後も携わっていけたらと考えています。個人的な活動としてメディア関係の活動もしていて、ひたすら記事を書いては投稿してます。集客を上手くできるようになれば、そこに何かのサービスを載せることもできるのかな、とちょっと思っていますね。
石井:
あと、これは外向けのサービスではないんですが、個人的に株式投資をする際に役立つシステムを作ったりもしています。サイトから情報をスクレイピングして、情報更新のタイミングで通知するシステム。私個人で使うもので、これはGo言語でちょうど作り終えたところです。
ーーさまざまな言語を使って開発されているんですね。Findy Freelanceを知ったきっかけは?
石井:
これはWebの検索ですね。「フリーランス 案件」みたいな感じで調べたら出てきました。GitHubと連携するサービスだったので、ちょっと面白いな、一回診断してみようと思ったのがきっかけでした。Findyのスキル診断のところが面白いと思って、実はFindyに入れてもらえないかなという考えもちょっとあったんですけど(笑)
ーー(笑)使っているサービスにご興味を持たれることが多いのですか?
石井:
実はマネーフォワードについても、個人事業主の時から「マネーフォワード ME」を利用したり、確定申告の際にもお世話になっていました。最近、私は法人化もしたのですが、そこでも利用させていただいています。ですので、本当にちょうど良かったんです。結果的には、自分が常に利用していて、よく知っているマネーフォワードでのサービス開発に携われたので(笑)
石井:
マネーフォワードに参画しようと考えた理由の一つに、中の仕組みを知りたいというものもありました。そもそも最初に使う時、怖かったんですよ、自分の口座情報を入力するのも(笑) 暗号化など色々としているはずですが、どうやって動いているんだろうか、とか思っていました。当時は銀行のAPIなども今のようにはなかったですしね。その辺りもやはり中に入ってみないとわからないなと。ですので、本当に最初は興味から、開発に携わらせてもらおうと考えました。
ーーエンジニアとしてはサービス志向なタイプでしょうか?
石井:
はい、たぶんそうですね。技術的にがっつりというよりはサービス志向のほうが自分向きだと思います。
ーー Findy Freelanceのコンサルタントとのコミュニケーションの印象や他のエージェントとの違いなどいかがでしょうか?
石井:
コミュニケーションがすごく良くて、色々な相談にのっていただき、とても助かっていました。他のエージェント会社も利用していたことがあるんですが、ちょっと変えてみたいなと思ってFindy Freelanceにしました。その理由のひとつは、リモート関係の案件対応に強いこと。昔、1年くらい会社員をしていたあと、個人事業主を始めて、それからはずっとリモートでやっていたんですよね。で、ある時に一人でやるのは寂しいなと思って、通勤案件を紹介してくれるエージェント会社を利用したんですけど、やっぱり通勤は自分の肌に合わないなと。そこでリモート関係で対応してくれるようなエージェント会社を探した結果、Findyに行き着いたという感じです。
ーーなるほど。Findy Freelanceではリモート案件を集めているわけではないのですが、比較的モダンな開発をされている企業様が多く、結果としてリモートワークの形での案件も多いという感じはあると思います。
ーー企業側 高橋様に質問。キャリアや得意な言語、Findy Freelanceを知ったきっかけは?
マネーフォワード 高橋:
もともとSIerでプロジェクトマネジメントをやってきた人間なのですが、モバイルアプリ開発に興味を持ってからiOSアプリを作り始めた感じです。それが6、7年くらい前ですか。ですので、得意な言語はiOS関係の Objective C、あとはSwiftですね。あとは最近は業務でGo言語を使ってバッチ処理を書いたりしています。
ーー今後、どのような開発をしていきたいなどはありますか?
マネーフォワード 高橋:
これまでは、SIerにいた時はクレジットカードのシステム開発、その後転職してPOSレジ、シェアサイクル関係、そして今がマネーフォワードですので、お金関係、金融関係の仕事が多い感じでした。それで今後なのですが、個人的にはこの1年くらいデータ分析に興味を持っていて、そちらをもうちょっと頑張っていきたいと思っています。ちょこちょこと統計の勉強をしたりもしています。ただ、今は開発というよりはマネジメント的なことを一生懸命やらないといけない状況です。今、マネーフォワードXのサービス開発部の部長をしているのですが、現在のメンバーが30名、これがもう少し増える状況です。事業としてやりたい方向があるので、自分でコードを書くのではなく、方向性を決めてチームを引っ張っていく、先導していくことを一生懸命やっていますし、そこに注力したいですね。
ーー Findy Freelanceを知ったきっかけや印象は?
マネーフォワード 高橋:
実は私が来たときにはすでにFindy Freelanceが導入されていて、まさに石井さんの採用のときにFindy経由でと聞いて知ったのがきっかけでした。今も何名か紹介を受けている状況ですが、Findy経由のみなさんにはすごく優秀な方が多いな、という印象です。
ーーほかにも色々なエージェントさんから推薦はきているのですか?
マネーフォワード 高橋:
何社かやり取りをさせていただいていますけど、Findyさんからご紹介いただく方の場合、経験年数に対してスキルがかなり詰め込まれている感じです。あとは提案が早いですね。スキルレベルの高い方を早く提案してくださっている印象です。最近も何名かを一生懸命探していたんですけど、結果的にFindyさんで一番多く採用させていただきました。
ーーアドバイザーとのコミュニケーションなどはいかがでしたか?
マネーフォワード 高橋:
良いですね。印象的なエピソードが一つあります。弊社か他の会社に決めるかどうか、迷われた方がいらっしゃったんですね。その時に、Findy Freelanceのご担当の方から、もう少し情報をとか、もう一度お話しする機会をいただけませんでしょうかとか、そういう提案をしていただきました。ご紹介していただく方の立場に立って、その方により良い情報を提供されようとする活動をしているのだなと感じて、これは良い印象でした。
ーー石井様に質問。マネーフォワードでどのようなお仕事をされていますか?
石井:
金融機関向けの家計簿サービスのサーバーサイドのエンジニアを担当しています。Webの対応や、アプリ側のAPI対応などですね。あとは「MFUnit」というプロダクトの担当もしています。家計簿、資産管理のサービスなのですが、Webビューで動くサービスです。それを色々なクライアントの方のアプリに取り組んでいただき、マネーフォワードの一部の機能を使っていただくという部分も担当しています。
ーーかなり幅広い業務に携わられているんですね。週どのくらいで、マネーフォワードさんで業務されているのですか?
石井:
今は週5日ですね。最近だと、3月あたりに並行して受けていた案件があったのですが、それは土日などでやっていました。あとは週4日で働いていた時期もありましたので、その時には残りの1日や土日を使って別案件を並行してという感じでした。
ーーお休みをあまり取らないのでしょうか?
石井:
休みをとってちょっと出かけるくらいはしますけど、個人のサービス開発も面白いので、そちらに時間を当てたりしています。プログラミング、あとは趣味で機械工作もしているので、Pythonでのプログラミング、Arduinoなども。
ーーお話を伺っていると仕事量がフルタイムとほぼ変わらないようなのですが、フリーランスと正社員、どちらがよいなどはあるのでしょうか?
石井:
私はフリーランスのほうがいいなと思っています。会社でやる全部の業務を自分で体験できますので。最近、法人化したので社会保険関係の書類も自分で書いたりしましたし、こういった部分を自分でできるようになるというのはやっぱりフリーランスの強みだなと思います。
ーー法人化されたきっかけはあるのですか? 個人事業主のままでいる方もいらっしゃいますが。
石井:
単純に、個人より法人のほうが税金を安くできそうだなというタイミングだったのはあります。あとは法人のほうが信頼を得やすいというのもありますね。昔、子供にゲームの作り方を教える教室を立ち上げようとした時に、法人ではないとパソコンの貸し出しをできませんと言われた経験があったので。今後、そういうケースに対応するためにも、法人化しておいたほうがよいかなと。
ーー高橋様に質問。Findy Freelanceをご利用いただく前にあった課題は?
マネーフォワード 高橋:
私が入った時にはすでにFindy Freelanceが導入されていたので、以前の課題の詳細については把握できていないのですが、現状についての個人的な考えをお話しさせていただきます。フリーランスと正社員だから違うという考え方はしないようにしているのですが、何かしらの課題があったとき、解決に必要とされるスピード感に応じて求められる人材はやっぱり変わってきます。スピード感が必要とされる場合にはフリーランスの方のほうがマッチする可能性が高いですし、中長期的に考えるべき大きめの機能やサービス提供の場合には正社員のほうが、などですね。あとはフリーランスだと技術に特化する方もいらっしゃいますが、正社員の方には幅広い業務をこなしていただくことも求めていくので、リーダー的な存在を探す場合には正社員で、などもありますね。
マネーフォワード 高橋:
そもそもマネーフォワードとしては、業務委託の方をそれほど多くは採用していないようでした。ただ、実は我々の部署のビジネスには特性がありまして、B2B2BやB2B2Cといった事業モデルを展開しているんですね。すると、最初の「2B」の導入が決まったタイミングで開発スタートなので、どうしてもスピード感を持ってやらないといけないケースになります。その時に「できる人いますか?」という話になり、ところが急な対応は難しいので、その部分をフリーランスの方にお手伝いいただくわけですね。しっかりとリリースをする、ユーザー様に価値を届ける、やりきる、ということを心がけているので、それを達成するためにも柔軟な形でやらせていただいています。すでにお話しさせていただきましたが、スキルレベルの高い方をスピード感を持ってご紹介いただけるFindy Freelanceで、この課題が解決されているという感じですね。
ーーお互いの評価や印象についてはいかがですか?
石井:
高橋さんは最初に私が配属された金融機関向けの家計簿サービスチームのPOを担当されていました。本当に色々とサポートしてくださって、とても助かりました。マネーフォワード全体については、最初に感じたのが、全体の体制がしっかりしているな、ということです。金融関係だからというのもあると思いますが、セキュリティに関する研修を定期的にやっていますし、あとはハラスメント系の研修もありますね。そのあたりの意識が強い会社だなと感じました。そういうのもあって、すごく過ごしやすい環境です。周囲の方も、技術レベルもそうですが、人間としてのレベルも高い方が多い会社だなと思います。
マネーフォワード 高橋:
石井さんは、フリーランスとか正社員とか全く関係なく、むしろ正社員よりも働いていただいているくらいのご活躍ぶりで、非常に助かっています。これからも長く携わっていただけると嬉しいなと個人的には思っていますね。
ーーフリーランスの方は、場合によっては半年くらいで新しいサービスに携わりたいというタイプもいらっしゃると思います。石井様の場合1年に渡ってお仕事をされているということは、やはりマネーフォワード様でのお仕事の満足度が高いのですか?
石井:
そうですね、満足度が高いのもあります。あとは、これまでは「色々な案件に携わりたい」と思って、短めであれこれと挑戦するという感じでやってきたんですね。で、今度は逆に「長くやっていくのも良いかな」と考えていて……。今のマネーフォワードさんでの仕事はすごく満足度も高いので、このまましばらくいようかなと。マネーフォワードさんのサービスは大好きなので、フリーランスではなくて正社員でという考え方をもつタイミングもこれから出てくるかもしれません。その際には相談させていただければな、と思います。
マネーフォワード 高橋:
ぜひ、我々はお待ちしております。Findyさんではそういう契約も可能と伺っていますので。
ーー現在、エンジニア採用で注力しているポジションや今後の事業展開などあれば教えてください。
マネーフォワード 高橋:
圧倒的にバックエンドエンジニアが足りてない状況です。マネーフォワード全体としても、Go言語を推進していきましょうというような形になっているので、Go言語を書ける方は魅力的ですね。プラスして、方針としてインフラ面も自分たちで、という形で進んでいるので、バックエンドでいうとGo言語+AWSの運用経験があると、とてもありがたいというところです。
マネーフォワード 高橋:
加えて今後の事業展開と絡むところなのですが、いくつか新サービスも立ち上がってます。いわゆるWebサービスの展開ですが、フロントエンドについても例えばReactの話なども増えています。まだ小さく開発している段階ですので、少し贅沢ですが、バックエンドもフロンドエンドできるフルスタックな方がいらしてくれると非常に嬉しいですね。
ーー高橋様、石井様、本日はどうもありがとうございました。