事例記事

若き天才エンジニアがフリーランスとして活動する先に選んだ、TRIVE GROUPの目指す開発チームとは

株式会社TRIVE GROUP × Findy Freelance|紹介事例インタビュー


Findyが提供している、フリーランスエンジニア紹介サービス「Findy Freelance」をご利用いただいている株式会社 TRIVE GROUPの竹口様、そしてTRIVE GROUPでの開発に参加されているエンジニアの佐々木様にFindy Freelanceの活用事例をインタビューしました!

TRIVE GROUPが狙っている未来のお話から、佐々木様が語る開発参加のメリットや注意点など、さまざまなお話を聞くことができました。事業目線をキーワードにした、企業側、そしてフリーのエンジニア側からのお話も開発の参考になるはずです。


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株式会社 TRIVE GROUP
CTO 竹口 輝 様

2014年に株式会社DeNAに新卒で入社。5つの新規事業を通じて、立ち上げからグロースまでのフェーズにおけるリーン開発を経験する。2016年7月にDeNAを退職し、株式会社キネカの共同創業者およびCTOとなる。エンタメ・スキルサービスpatoを立ち上げ、数十億規模まで成長させた後、2020年に売却。2019年に株式会社TRIVE GROUPの共同創業者およびCTO。サブスク動画プラットフォーム mediableを立ち上げる。

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フリーランスエンジニア 佐々木 雅斗様

慶應義塾大学SFC在籍(現在、休学中)。「あっぷるささき」名義でさまざまな活動を行っている。株式会社タウンWiFiや株式会社LiveParkなどでのインターンを経て、株式会社むじょうを設立。追悼サービス「葬想式」を開発、提供。2021年1月より、フロントエンドエンジニアとしてTRIVE GROUPでの開発に参加。2021年4月からはルネサンス高等学院でプログラミングの講師も務める。2016年9月TRAVELxIT CONTETファイナリスト、2017年度未踏ジュニア採択、2017年8月未来構想キャンプ2017優秀賞受賞など。



ーー御社の事業内容を教えていただけますか?



竹口:

TRIVE GROUPは「世界の喜びを最大化する」をミッションにして、誰もが簡単に始められるサブスク動画プラットフォームmediableなどのサービスを提供しています。mediableでは、誰もがファンから継続的に応援されるコミュニティを築いていける環境づくりに注力しています。他に、個性を才能として世界に発信するための活動をサポートするコンテンツスタジオmove studio、クリエイターの創作活動全般をサポート・育成するスタータレント事務所BubbleRushの運営などもおこなっています。また、全体としてはグループ会社3社で事業を展開しており、他にメディア事業を展開しているモスティープレイス、C2C事業のファストビートがあります。

 

ーーフリーランスエンジニア 佐々木様に質問。得意な言語やFindy Freelanceを知ったきっかけは?



佐々木:

言語についてですが、一番最初に触ったのはGoogle Apps Scriptでした。高校時代に競技ディベート部に所属していたんですが、そこで使えるものを作ろうと思いまして。読んだ資料や本の情報を部内で共有するシステムです。Googleフォームで投稿するとデータがGmailに飛ばされて、そのGmail上で簡単に検索できるというものでした。データベースの知識はなかったんですけど、GoogleフォームとスプレッドシートとGoogle Apps Scriptでめちゃくちゃ頑張って作って(笑)

 

佐々木:

最近はVue.jsとNuxtばかりですね。TRIVEでの開発もVue.jsとNuxtですし、自分たちの会社で提供しているお葬式のサービスの葬想式も全部Vue.jsでやっています。あとはTypeScriptですね。僕は高校2年(2017年ごろ)くらいからやっていました。けっこう早いほうだと思います。

 

ーーこれまで様々な活動をされているんですね。

 

佐々木:

はい。未踏事業という、エンジニア発掘事業みたいなものがあるんですけど、その小中高生版の未踏ジュニアというのがあります。そこに採択されて、音楽アプリみたいなのを作ったりしていました。どうやったら自分の好きな曲ではないジャンルの、新しい音楽ジャンルに出会えるかということにすごく興味があって、そういうアプリ開発ですね。あとは高校生の時に、いろいろなところでエンジニアのアルバイトをしたり、動画メディアでプロダクトやサービスを取材したり。で、あとは昨年の4月に友達3人で株式会社むじょうを立ち上げて、葬想式というお葬式のサービスを作ったりもしています。これは先日テレビで少し放送してもらって、少しずつユーザー数が増えてきた感じです。自分でいろんなサービスをちまちまと作りながら、いろんな会社で勉強させてもらっている感じですね。

 

佐々木:

あと、中高生の時は、都内のエンジニアのイベントにけっこう行っていました。毎週2、3回くらいの頻度でイベントに行って。こういうイベントって登壇すると無料というのが多かったので、登壇して喋って、ピザとかお寿司とかを夜ご飯に食べられて(笑) でもそこでエンジニアの人と仲良くなれて、困った時に教えてもらえるなど、可愛がってもらえました。「これ、わかんないんですよ〜」とか言って、Google Apps Scriptの画面を見せては、訊いていましたね。

 

ーーなるほど。まだお若いのに経験豊富で素晴らしいですね。Findy Freelanceを知ったきっかけは?

 

佐々木:

これまであまりエンジニア業務がメインのところで働いたことがなかったので、もうちょっとしっかりとエンジニアリングを勉強したいなと思ったんですね。それで、Vue.jsとNuxtでできる仕事を探そうと思って、いくつかエンジニアの転職サービスを調べていて見つけたという感じだったと思います。

 

ーーFindy Freelanceの担当者の印象はどうでしたか?

 

佐々木:

フランクに色々と訊いてくださって、僕としてはすごく話しやすかったのを覚えています。



ーー企業側 竹口様に質問。キャリアやFindy Freelanceを知ったきっかけは?

 

竹口:

キャリアですが、新卒でDeNAに入社して、5つの新規事業をやっていました。2年半しかいなかったんですけど、新規事業の1つが完全にゼロからのもので、しかもエンジニア一人で入っていました。これらを通して、リーンな開発をすごく学びました。その後、2016年7月にDeNAを退職して、共同創業とCTOとしてキネカで立ち上げて、patoというサービスを数十億規模まで成長させて、2020年に売却。で、TRIVE GROUPを共同創業して、CTOとして今はmediableという動画のサブスクプラットフォームの立ち上げをしています。

 

ーー得意な言語はなんでしょうか?

 

竹口:

得意な言語は特にないですね。全部できます。逆に得意な言語をあまり作っていないというか……0から1の立ち上げだと、全部をやらないといけないんですよね。ですので、特にこれ、というのはないんです。ただ、強いて言うならRails、Ionic、Nuxtあたりです。

 

ーーFindy Freelanceを知ったきっかけはなんでしょうか?

 

竹口:

最初は噂ですね。ある時、別の会社の採用担当のエンジニアの複数人から、今採用するならFindyが一番いいよって話を聞いて。本当にいい人しか紹介しないよ、みたいなことを聞いたんです。そして、ちょうどその一週間後くらいだったか、CTO協会の集まりに行ったら、ちょうどFindyのCTOの佐藤さんがいたのでお声がけさせていただきました(笑)

 

ーーなるほど(笑) 今後、どんな開発をされていきたいなどありますか?

 

竹口:

現状、mediableというサービスをメインでやっているのですが、グループ会社3社で取り組んでいる部分もあります。開発としては各会社それぞれ特徴が出てくるところなのですが、mediableは最も長期的なビジョンを描いているものです。そのため、しばらくは赤字が続くようなサービスですが、このmediableを日本を代表するサービスにしていきたいと思っています。それが5年から10年の間くらいですね。

 

竹口:

そうすると、mediableを支える技術チームそのものが、日本を代表するようなものになっている必要があります。世界と戦っていける動画、映像プラットフォームに関する最先端の技術チームに、ですね。まずここ数年はプロダクトメインの事業開発チームを作っていきますが、そこからさらに5年後あたりには、技術を強めた開発チームに変化、進化していくのを目指しています。ここはかなりチャレンジングですね。私は事業目線の強いエンジニアなので、そこから世界と対抗できるようなエンジニアリングのスペシャリティを持つようなチームを作っていくという挑戦をしていきます。



ーー佐々木様に質問。TRIVE GROUPでどのようなお仕事をされていますか?

 

佐々木:

mediableのフロント部分を担当させてもらっています。動画を配信する人のアップロードの画面や、視聴する側の画面の両方のフロントです。基本的には機能を作ること、細かなバグを修正することですね。

 

ーー先ほど竹口さんから事業目線という言葉が出てきました。佐々木さんは業務委託エンジニアですが、開発以外のところに口を出したりもできるんですか?

 

佐々木:

そうですね。たぶん僕はユーザー目線を意識しているところがあるので、「これで作ってください」と言われた仕様でも、気になるところがあれば必ず訊くようにしています。例えばデザインで、すでにモックアップができているのでこれを作ってくださいと言われた時に、これだとユーザーはこちらに行けないですよねとか。

 

ーーそれはこれまでのインターンでの経験などからですか?

 

佐々木:

自分自身でサービスを作っていることが一番大きいと思います。葬想式は、40代や50代の人、さらには60代や70代でも使ってくださる方がいます。そうすると、例えばスマートフォンの操作に慣れていない場合もありますよね。だから、ここにボタンを置いておけばわかるだろうというだけだと駄目なことが多いんです。だから、こういう点は普段から気にしてますね。これ、気がつくかなあ、とか、この画面遷移でいいのかな、とか。



ーー竹口様に質問。Findy Freelanceをご利用いただく前にあった課題は?

 

竹口:

普通のことしか言えなさそうですが、採用には困っていて、優秀な人と出会いの数を増やしたかったというのが課題ですかね。フリーランスと正社員、どちらがよいかにそれほど強いこだわりはないのですが、弊社の場合、中途採用の場合にはフリーランスから正社員になるパターンが多いんです。ですので、最初はフリーランスでという感じでした。

 

ーー正社員化するのは珍しいケースだと思うのですが、それは会社が好きになったから正社員になってくれた感じですか?

 

竹口:

そうですね、本当に会社が好きだからですね。例えばフルリモートで働いていた人は、最初週1くらいでオフィスに来ていて、気づいたらそれが週3くらいに、2ヶ月後にはさらに、みたいな(笑) 訊いたら、「オフィス楽しいんですよね」と言ってくれて、半年後くらいに「正社員にさせてください」という感じで。

 

ーー正社員になってください、と口説く必要もなかったんですね。

 

竹口:

もちろん、正社員になったらこういうキャリアも描けるよみたいな話をしてはいました。他にも、黙々と作業をするタイプのエンジニアがいたのですが、事業目線を持ちたいという希望が最初からある人だったので、そこを集中的に伝えていったんです。そうしたら事業的な意見もどんどん出るようになって、そのあたりで週3オフィスだったのがフルタイムになり、正社員へとつながりました。

 

ーー聞いていると、竹口さんの存在が大きい気がしますね。

 

竹口:

やっぱりチームが楽しいんですね(笑) あと、かなりチャレンジングな課題をできるというのもあります。まだまだ0から1のフェーズ、成長フェーズなので、一人ひとりの課題や役割が正社員になると途端に増えるんですね。その差分をぜひやってみたいという話になると正社員化につながるのかな、と。

 

ーー話が少し逸れましたが、Findy freelanceを導入して課題は解決されましたか?

 

竹口:

はい。特に解決されたのは人材の質ですね。質が高い人材をご紹介いただけて、即決できました。

 

ーー実際に紹介を受けてみて、他のエージェントとは違う点はありますか?

 

竹口:

採用率ですね。すでにTRIVEでも、これまでにあっぷるくん(佐々木様)含めて3名採用させていただいています。本当にクオリティが高い。しかも、技術的にスペシャリティを持った方もいますし、あっぷるくんみたいな若手バリバリみたいな方もいらっしゃって。本当にどっちのタイプもチームには必要なんですけど、そのどちらのタイプも高いクオリティでご紹介いただいている印象があります。

 

竹口:

あとはslackチャンネルを作っていただいて、私も入れてもらったので、直接見る機会が増えたのはありがたいです。スピードが早くなると思います。

 

ーー採用の意思決定、早いですよね。

 

竹口:

弊社は採用を一番大切にしていて、プライオリティが一番高いよといつも言っているんです。そのため、私だけではなくチーム全体が採用を強く意識していますね。インターン生もそうですし、業務委託のお仕事も。リファラル採用率も高いですし。



ーーお互いの評価や印象についてはいかがですか?




佐々木:

働く環境として、こんなに楽しくて、自分の成長にもつながるところは他にないかなと思っています。特に竹口さんもそうですけど、会社の雰囲気作りをみなさんが積極的にやっていて。例えば、TRIVEではネガティブな言葉を言わないようにしようとか。ネガティブなことを誰かがオフィスとかで言うと、ネガ1って指摘が入るんです。そして、ネガ3までいくと、指摘してくれた人にご飯を奢らないといけないとか。だからみんな辛いとか言わないで、これで自分の成長につながるなあ、みたいな(笑)

 

佐々木:

口に出して言うことはすごい大事だなって、すごく学びました。言葉は文化の最小単位だ、ともおっしゃっていて、本当にそういうところから会社全体の雰囲気って作られていくんだなって身に染みて感じます。僕はほとんどフルリモートなんですけど、何回か出社させてもらった時に、こんな楽しい雰囲気の会社はなかなかないなって思って。すごく楽しくて喋ってしまうので、仕事にならないみたいな(笑)

 

佐々木:

あとは、コードレビューをしてもらえる部分。僕はやっぱり他のユーザーが使うにはこのほうがいいとかはすごく考えるんですけど、例えば他のエンジニアがあとでコードを書き直しやすくするなどは弱いので、そういう部分を指摘していただけたりして。技術負債を考えずにまず作ろうという感じが強かったので。

 

佐々木:

竹口さんとも、月1でOne on Oneで話を聞いてもらっています。その時に、TRIVEでの作業はどう?気づいた点とかある?みたいなことだけではなくて、僕の会社の葬想式のほうはどう?なども話してくださって。そのあたりは一個人として成長を見てくださっているのかなとすごく感じます。

 

ーーこれは佐々木さんがまだお若いから、竹口さんとしては成長をきちんとマネジメントしている感じですか?

 

竹口:

そうですね。あっぷるくんは、将来何か起こす人だと思っているので、その手助けをできればいいなという気持ちはあります。先ほどのあっぷるくんからの話にもあったように、おかしいなと感じたところをちゃんと全部言ってくれるので、そこは信頼していますし、あっぷるくんの経験でしか気づけないようなUIの話などもありますよね。特に高齢の方を対象としたサービスをやっているので、分かりにくさにはかなり敏感かなと思っているし、その辺りの信頼度があって。まさに事業目線を持っています。

 

竹口:

そこで、こちらから提供できるものは、やっぱりこれまでの知見というか、そういう面かなと思っています。我々はバイアウトも経験しているし、シリアルゆえの知見もあります。そこを伝えて行けたらいいなと思っています。あっぷるくんからは事業目線、そしてエンジニアとしての工数をいただいているので、この辺を返していきたいな、と。



ーー現在、エンジニア採用で注力しているポジションや今後の事業展開などあれば教えてください。

 

竹口:

今はエンジニアについては、Androidをしっかりと、事業目線をもって進めていける方が最も欲しいです。将来的にはネイティブアプリ全体を統括できるようになっていただける方だと、すごく嬉しいです。我々はもともとIonic、Webベースの開発だったので、ネイティブアプリ開発は、チームとして少し弱いんです。そのために、特に20代や30代あたりの若手の方で、10年20年先を考えて、mediableのネイティブ開発のトップを務められるような方を探しています。

 

竹口:

その次はやはりフルスタックの事業目線を持っているエンジニア。うちの場合、基本的にタスク単位で仕事を割り振るので、サーバーとクライアントのどちらも書ける人材だと、より活躍しやすいと思います。もちろん、あっぷるくんのようにクライアント側のスペシャリストであったり、サーバーだけ書ける方も社内にいて、これはスピード感をもってさばいていただけるので、非常にありがたいです。

 

竹口:

今後の事業展開ですが、mediableに関しては先ほどお伝えした通り、5年ほどは事業目線を強く持った技術チームに、それ以降は技術志向で世界と戦っていけるチームを作っていきたいと考えています。mediableは日本を代表するようなプラットフォームになっていくので、日本を代表するような技術チームになっていないといけないわけですね。mediableは1000億規模を目指しています。そのため、この事業をほぼゼロの状態から作り上げていく道中を一緒に楽しめるような方に来ていただきたいですね。

 

竹口:

本当にそこを目指せるのか、と訊かれるとファクトはないですが、シリアルであること、我々が持っている仮説や、他の動画プラットフォームとのポジショニングの違い、どのように競合優位性を保つかなどをお話しすることはできます。そのあたりはぜひ訊いてくださいという感じですね。ですので、動画プラットフォームもしくは映像プラットフォームとして、今後の日本を代表するプラットフォームになっていく道中を楽しめる人を探しています。

 

竹口:

最後にもう一つ。我々はグループ3社で取り組んでいます。モスティープレイスではメディア事業をやっていて、実は今年の1月ぐらいからとんでもない成長を見せています。倍々ゲームですね。ここ数年は伸びていくので、すごい楽しい時期になってきます。ただ、実はエンジニアはほぼゼロで、片手間でやっている人しかいません。このトップを務められるようなRailsエンジニアを求めたりもしています。またこのメディア事業は短期的な事業です。次にファストビートで作っている新しいC2Cサービスが中期的な事業を担います。これも2年後には黒字化、その後、売り上げを高めます。そしてTRIVE GROUPのmediableは5年後、10年後にやっと黒字化するような、長期的で気の長いサービスですね。短中長のすべてを、グループ会社でバランスよくやっている感じです。そのため、スピード感のあるところから地道にユーザーと向き合うポジションまで、誰でもどこかには該当するような募集をしています。ただ現状、全部に共通するのは事業目線であることですね。

 

ーー竹口様、佐々木様、本日はどうもありがとうございました。



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